カジュアルフレンチ Lien (百合ヶ丘) の日記
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ダビデの星 三浦野菜
2016.07.13
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ダビデの星と呼ばれるオクラは、エアルーム品種とされています。
エアルーム(heirloom)とは、
日本で言うところの伝統野菜みたいな感じで、
古くから代々受け継がれてきた品種という意味です。
ただ、
その来歴を調べてみるとイスラエル原産とされている説と
アメリカのノースカロライナ州となっているものがあり、良く分かりません。
近年日本の菜園家などにも人気が出て、
国内の種苗会社からも種が販売されています。
このダビデの星という名称は
その断面の様子が”Star of David”(右の画像)と似ているからだそうです。
一般的なオクラに比べ、
ダビデの星は太くずんぐりとした感じで、
断面が五角形とかではなく、綺麗な切れ込みが入った星形になっている事です。
これがその名前の由来にもなっています。
かなり太く、それに肉厚です。
でも食べると固くなく、独特の香りが感じられとても美味しいです。
ただし、栽培環境や収穫のタイミングが遅れた利すると強烈に固くなることもあるようなので、買う場合は実際に触ってみて固さを確認した方が良さそうです。
オクラはトロロアオイの一種とされ、
オクラもトロロアオイとそっくりの黄色い美しい花を咲かせます。
原産地はアフリカ東北部と言われ、古代よりエジプトで栽培されていたそうです。名
前の「オクラ」はカタカナで書きますが、これは外来語に対して使われるのと同じで、「オクラ=Okra」は英語名なのです。 オクラは一般的にはまだ新しい野菜で、一般市場に流通するようになったのは昭和50年代の事です。日本に入ってきたのは明治時代の様ですが、沖縄や鹿児島など暖かい地方で作られて地元で消費される程度だったようです。 寒さに弱い植物で、日本では一年草となっていますが、暑い熱帯気候のもとでは多年草となります