カジュアルフレンチ Lien (百合ヶ丘) の日記
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渦巻きビーツ 三浦野菜
2016.07.16
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ビーツは地中海沿岸が原産とされるアカザ科フダンソウ属の根菜です。
砂糖の原料に使われる甜菜(テンサイ)と同じ仲間にあたり、
ショ糖を多く含んでいるので野菜の中ではかなり甘い部類にはいります。
標準和名では火焔菜(カエンサイ)と呼ばれ、
日本へは江戸時代初期頃に持ち込まれたとされています
国内ではビートまたはビーツと呼ばれている事が多いと思いますが、
アメリカでは「table beet(テーブルビート)」
または単に「beet(ビート)」と呼ばれ、
イギリスでは「beetroot(ビートルート)」と呼ばれることが多いようです。
また、フランスでは「betterave(ベトラーブまたはベートラブ)」と呼ばれています。
西洋から東欧にかけて身近な野菜として親しまれていますが、
なんと言ってもロシアの赤いシチュー、
ボルシチには欠かせない食材として有名です
ビートは主に根の部分を食用としますが、
若い葉は緑に赤い筋が入って綺麗なのでベビーリーフの一つとしても用いられています。ただ、大きく育った葉柄は食べられないわけではありませんが、クセが出てくるので一般的には食べないとされている事が多いです。
根の部分はコカブ程の大きさで、輪切りにすると綺麗な年輪のような模様が出ます。
品種や栽培環境などによって白い部分が多かったり、
全体に濃い赤紫の物だったりします
ビートの色素、赤紫色の「ベタシアニン」と黄色の「ベタキサンチン」には抗酸化作用があるとされています
沢山のショ糖が含まれているため、食べた時に砂糖を加えたような甘味を感じます